南陽市市勢要覧 page 18/20
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17山形における「ぶどう発祥の地」とされているのが南陽市です。気候風土がぶどうの栽培に適していたことから、江戸時代の初期にはすでに栽培が始まっていました。人気のデラウエアをはじめ巨峰のような大粒系など、....
17山形における「ぶどう発祥の地」とされているのが南陽市です。気候風土がぶどうの栽培に適していたことから、江戸時代の初期にはすでに栽培が始まっていました。人気のデラウエアをはじめ巨峰のような大粒系など、さまざまな品種が市内各所で栽培されています。また、山形の初夏の味覚「さくらんぼ」も佐藤錦やナポレオン、紅秀峰などが栽培され、県内有数の生産量を誇ります。近年は市と同じ名前の「南陽」という品種が人気となっています。ぶどうやサクランボは、もぎたてを味わえる観光果樹園が市内各所にあり、毎年収穫時期には多くの観光客で賑わいます。ほかにもラ・フランスやりんごなど、果樹王国・山形を代表するさまざまな果物の栽培が盛んです。ぶどうの産地である南陽市はワインのまちでもあります。日本初のワインが製造されたのと、ほぼ同時期からワインづくりに取り組んできたワイナリーがあり、毎年8月にはワインフェスティバルも開催されます。ほかにも近年各地から多くの人が訪れるラーメンなど、さまざまな物産が新しい「南陽ブランド」を形成しているのです。四季を通して、市内各所でさまざまなまつりが繰り広げられる南陽市。春、4月中旬から5月上旬の桜の季節には、「日本さくら名所100選」にも選ばれている烏帽子山公園で「赤湯温泉桜まつり」が開催されます。期間中は千本桜のライトアップをはじめ、各種イベントが催され、各地から花見客が訪れます。夏本番の7月に開催されるのが「北条郷熊野の夏まつり」。日本三熊野の一つ、熊野大社の例大祭は、御神輿の御下り、御上りといった神事が繰り広げられます。南陽の秋を代表する祭りが、毎年9月に行われる「赤湯温泉ふるさとまつり」です。烏帽子山八幡宮の例大祭にあわせて行われるこの祭りでは、神輿はもちろん勇壮な「暴れ獅子」や「稚児行列」などが温泉街に繰り出します。また、10月から11月にかけては、市の花、菊を使った日本一の伝統を誇る「南陽の菊まつり」が開催され、様々な美しい菊人形を見に毎年多くの観光客で賑わいます。冬の雪深い2月に行われるのが「なんよう雪灯かりまつり」です。手作りのろうそくを雪の小さなかまくらで覆った雪灯かりが、冬の夜をロマンティックに彩ります。物産豊かな大地の恵みたちイベント四季に応じた豊富な彩り勇壮な神事が繰り広げられる「熊野大社例大祭」幻想的な灯かりがまちを彩る「雪灯かりまつり」市内のラーメン店には市外からも多くの方が訪れます。山形を代表する果実となった「ラ・フランス」南陽市の魅力みずみずしさと甘みが魅力の「さくらんぼ」夏の夜に中央花公園が光に包まれる「あかり絵」市内には観光果樹園が点在しています市の花、菊を使った「南陽の菊まつり」