ブックタイトル広報とみや 平成25年8月号

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概要

広報とみや 平成25年8月号

2013 8月号 4これまでの取組み 富谷町の特産品として、ブルーベリーの産地化を目指すためには、まとまった生産量を確保する必要がありました。そのために栽培面積の拡大と優れた加工品の開発が必要であるとの指導もあり、さらに栽培者を募り、昭和60年に生産組合が正式に設立されました。 その後、生食用の「ゆうパック」による全国発送のほか、加工品の販売にも取組み、現在では特産品として、富谷町ブルーベリー生産組合員25名が栽培に取組んでいます。 栽培方法の研修などにより、富谷の土地に合った育て方などを学び、年間生産量は5トンを超えるまでになりました。富谷町のブルーベリー誕生 富谷町でブルーベリーを栽培するきっかけとなったのは、町の農家の方々が米の生産調整(減反)のため、米以外で水田を利用して栽培できる作物を探していたところ、視察研修の際に訪問した、長野県軽井沢町のブルーベリージャムと出会ったのがきっかけでした。 ブルーベリーについて調べたところ、水田と同じ酸性土壌を好むということや米作りの忙しい時期と重ならないことから、米に代わる作物として、農協の青年部を中心にブルーベリーの栽培が始まりました。 昭和58年の栽培当初は、6名の有志で栽培面積はわずか80アールの規模でした。 特産品に育てた生産組合富谷町ブルーベリー生産組合30年のあゆみS58年 町内有志6名により組合活動開始 61年 出荷開始(市場出荷) 62年 ゆうパックによる出荷開始 63年 ブルーベリー加工場建設(明石)生食用とジャム2本立ての販売となるH元年 ジャムの充填機を導入し学校給食用パック入りジャムを販売 6年 ブルーベリーゼリーの販売開始 10年 JA広域合併に伴いブルーベリー部会設立 13年 生食用、ジャム、ゼリーなどほとんどがゆうパック中心の出荷となる 17年 20周年記念商品として「ブルーベリー黒酢」新発売 20年 「ブルーベリー50%ジュース」新発売 21年 冷凍庫の老朽化により町・JAの補助を受け1.5坪に増床し更新栽培面積増と改植・補植推進 22年 補助事業によりジャム充填機更新「ブルーベリースイーツフェア」初開催 23年 東日本大震災により放射能微量検出、生出荷に影響あり、ジュース委託工場津波被災により製造中断 24年 ジュース製造再開、アイス原料出荷 25年 設立30周年を迎える富谷に初めてブルーベリーを導入した伊藤 信のぶ吉よしさん(明石) 組合設立当初、夏に収穫できるものはないかと考えていた折、ブルーベリーに出会いました。 当時はブルーベリーを知る人が少なく、積極的にイベントに参加するなどアピールしましたが、生産・販売ともに苦労しました。しかし、テレビでブルーベリーが目に良いということが放送されてから、注文が殺到しはじめ、現在は生産が追い付かないまでに広まりました。 富谷町のブルーベリーは、無農薬で安全・安心が自慢です。生食はもちろん食べ方はさまざまですので、皆さんが工夫したオリジナルメニューでブルーベリーを味わっていただきたいですね。