ブックタイトル東北電子入学案内書2015

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概要

東北電子入学案内書2015

──高校時代は、どんな勉強をしていたんですか? ──部活などはやっていましたか?──実際に入学してみて、どの部分が魅力的でしたか? ──学生時代で一番印象に残っていることは?──今のお仕事について教えてください──お仕事でのやりがいを教えてください高校時代東北電子専門学校時代現  在3東北にある金融機関などにある古いネットワークを新しくする「更改」が主な業務です。金融系のネットワークは、万が一ダウンすると新聞に載るほどの惨事になってしまいますから、ミスはできません。そのため、できるだけ手打ちの部分を減らし、プログラミングで入力する部分を増やしています。正確性でいったらコンピュータに勝るものはありませんから。実は「人的作業を減らそう」と発案したのは私なんです。こんなふうに、当社には仕事の仕組みを自分たちで改善していく風土があるんです。実はお客さまと触れ合う機会が多い仕事です。細かい設定は社内で準備しますが、最終的に作業するのはお客さまのいる現場です。もちろん「失敗は許されない」というプレッシャーもありますが、やはり顔を合わせる仕事に、大きなやりがいを感じますね。また新しいシステムの説明をする際も、営業担当と一緒に私たちが伺います。専門知識のない方に対して、わかりやすく説明する必要があるのでなかなか難しいですが、最終的に「それはいい」と喜んでいただく瞬間が、なによりうれしいです。もともと「知識を専門的に深めるなら専門学校がいい」と考えていたので、ITに強いと評判だった東北電子専門学校の情報システム科を選びました。実際入学すると、プログラミングだけではなく、ネットワークやハードについてもまんべんなく勉強できたのがよかったですね。またC言語やアセンブラを学んだおかげで、できることが格段に増えました。例えば、今までは手入力でPCの設定をしていたものを、ボタン一つで設定を変更できるようプログラミングしたり。そのときに「世界が広がった」と感じました。授業で印象に残っているのは、先生に8インチFDを見せられたときです。「昔はこんなに大きい記憶媒体を使っていたんだ」と、とにかくびっくりしました。しかもたった30 年前の話でしょう。今のマイクロSDは指先に乗る小ささなのに、容量は8インチFDの何百倍も大きいし、価格も安い。技術革新のスピードを肌で感じて、刺激を受けました。放課後はよく友だちと、家電量販店めぐりや、ラーメンの食べ歩きに行っていましたね。このとき行きつけにしていたラーメン店には、今でもよく食べに行きますよ。もともと機械いじりが大好きで、故障したビデオデッキをバラして確認したりするのが楽しくて仕方のない子どもでした。高校は青森県弘前工業高校の電子機械科。そこでは大きくわけて「情報系」「機械系」「基板系」と3つの分野があって、広くまんべんなく学ぶ感じでした。学校のテストでは、ポケットコンピュータの使用が許可されていたのですが、事前に自分がプログラムした内容で、解答がものすごくラクになったりする。そこに面白さを感じ、自然とSEをめざすようになっていました。ラグビー部と将棋部、2つ兼部していました。ラグビー部は足の速さを買われてスカウトされ、将棋部は中学からの友だちに誘われて入部しました。授業後は将棋部に1時間ほど顔を出し、その後にラグビー部に。試合や対局が近くなると、それぞれ注力する…忙しかったですね(笑)。しかもラグビーと将棋、両方で大会に出たんですよ。ラグビーでのポジションはウイング。ボールを受けたらひたすらトライをめざす、攻撃的ポジションでした。将棋では2 年生のとき、県でベスト16に入りました。私はものづくりが大好きで、将来はSEになるのが目標。だから菅井さんのお話一つひとつが参考になりました。特に「自分たちから改善する」というエピソードに、あらためて「社会人には能動的な姿勢が必要なのだ」と確信しました。就職活動をする中で「学生時代のように受け身ではダメだ」と感じていたのと、何か一点、突破できる力を身につけなくてはと思う一方、技術革新が早い業界では、関連する技術も含めて広く学ぶ必要性も感じました。思っている以上に、仕事でお客さまとコミュニケーションする機会も多いんですね。そこにやりがいを感じる、という菅井さんに頼もしさを覚えました。自分も残りの学生生活で、できるだけ多くの人と触れ合って、コミュニケーションスキルを磨き、良好な意思疎通ができる力を蓄えたいと思います。取材を終えて取材日時/ 2014 年1月22日10:00 ~取材場所/株式会社NTTデータ東北取材者/ 高度IT エンジニア科 中田 康喬さんINT ERV IEW 0 1