ブックタイトル東北電子入学案内書2015

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概要

東北電子入学案内書2015

──高校時代は、どんな勉強をしていたんですか? ──ひたすらプログラミング漬け、という感じだったんですか?──実際に入学してみて、いかがでしたか? ──卒業制作では何を作ったんですか?──入社したときのことを教えてください──お仕事の中で、やりがいはなんですか?高校時代東北電子専門学校時代現  在5「ゲーム」を勉強したからには、やはりメーカーに行きたいと思い、入社試験ではいくつか制作物も提出しました。一つひとつは小さいけれど、スキルがアピールできるものを3つぐらい。課題で作ったものや、卒業制作で作ったツールなどを整理し直して出しました。縁あって当社の内定をもらいましたが、入社当時はまず自分の知識不足を実感しましたね。同期はみんな4年制大学や大学院で、学んだ期間も深さも違う。でもあせらず「自分は彼らより若いのだから、同じ年になるまでに追いつこう」と考えて頑張りました。私はアーケードゲームを主に担当していますが、やはり完成して世に出る瞬間というのはドキドキしますね。実際にゲームセンターでプレイをしている人を間近に見ることができるのは大きいです。またコンシューマゲームでは専門誌にレビューが載って、インターネットに反応が書かれる。そして評価が売上本数として数字になることが、モチベーションになっています。専門学校で初めてC言語に触れたんですが、これがまた楽しかった。実習ではプログラムの内容をすぐ視覚化できるので、手応えを感じましたね。ここでもやはり課題をガンガンこなしていました。例えば「RPGのフィールドマップを作る」という課題で、一つひとつのオブジェクトを手打ちで配置するのは大変なので、自動で配置するプログラムを組んでみたり。不明点は先生や周囲に聞きつつ、思いついたらどんどん形にしていくということを繰り返す中で、スキルが上がっていくのを感じていました。「4 人でネットワーク対戦ができるアクションゲーム」を作りました。7人のチームだったんですが、そこで初めて、チームでプロジェクトに関わる経験をしたんです。全体を設計して工程を決め、タスク出しをして、役割を割り振る。すべてが初めてづくしでしたが、ここで「チームでものづくりする」ことの醍醐味を味わいましたね。このときの仲間たちには、「素の自分」も引き出してもらいました。高校時代はどちらかというと生真面目で硬い人間だったんですが、いい意味でくだけて楽になった気がします。小さい頃からパソコンに興味あり、高校は福島県福島商業高等学校の情報処理科に進みました。当時はCOBOLなどを中心に学んでいたんですが、これがすごく肌に合ったんですね。授業では、先生が設計図のように概要を示して、それに従ってプログラミングするという流れです。自分のペースでガンガン進めるスタイルが心地よかったんです。プログラムを書くこともひたすら楽しくて、課題は「こんな風にブラッシュアップできそう」と思いついたら、自分なりに手を加えて提出してしまうほどでした。部活はサッカー部でしたが、こちらも熱心にやっていましたね。ポジションはサイドバック。テクニックはあまりないけど、「ひたすら走り続けるスタミナと、ボールに反応する早さ」がウリでした。商業高校だったので、友だちは経営方面に進学・就職しましたが、私はプログラムを書く楽しさに目覚めたので、これを極めようと思ったんです。東北電子専門学校のゲームエンジニア科に決めたのは、オープンキャンパスの雰囲気が良いなと思ったから。設備も充実していたし、ゲームのプログラミングを学べるというのが魅力でした。私もゲームメーカーを志望しているので「どんな人が働いているのか」には、とても興味がありました。だから今日は質問をたくさん用意してきたんです。私もものづくりが好きなので、紺野さんがおっしゃっていた「課題が楽しくて仕方がなかった」という感覚もかなり共感できました。実はもっと殺伐としたムードをイメージしていたのですが(笑)、意外に明るく楽しそうに仕事をされていたのが印象的でしたね。学校の授業では個人でプログラミングすることが主ですが、仕事になるとそれが「プロジェクト」として、大勢が関わるようになる。そこで紺野さんが「第3者が見てわかるように、できるだけきれいなプログラムを書くように心がけている」とおっしゃっていたのが心に残りました。今日伺ったことを、今後の就職活動にぜひ活かしたいですね。取材を終えて取材日時/ 2014 年1月20日14:00 ~取材場所/株式会社バンダイナムコスタジオ取材者/ゲームエンジニア科 髙橋 英司さんINT ERV IEW 0 2