ブックタイトル東北電子入学案内書2015

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概要

東北電子入学案内書2015

87日本の住宅は地元の材料を使い地域の文化を育んできました。大工は材料の特性を理解し、100年後を見すえて匠の技を磨きました。建築技能実習でその技と心を学び、本物の住宅を作れる技術者をめざします。住宅建築の基本、大工の職人技に込められた「ものづくり」の心を学ぶ現在の住宅建築は大工職だけでは完成しません。壁、屋根、設備などたくさんの技能職の技術が必要です。住宅が完成するまでのプロセスを本物の材料を使って学ぶことで、大工以外の技能職への可能性も広がります。建築関係の様々な技能職への道も広げる本学科は二級建築士試験が実務経験1年以上で受験可能な国土交通大臣指定科目履修学科です。技術に裏付けられた確かな知識を身につけ、信頼される住宅建築のプロをめざします。技術と知識を修得し、めざす二級建築士は実務経験1年以上で受験できます木造住宅の構造(しくみ)と、設計に必要な基礎知識をじっくりと学びます。実習では、建築基礎製図で図面の引き方・読み方を修得します。また、技能実習では大工道具の使い方から墨付け、材料加工技術など大工技能の基本を身につけます。さらに、建築物や工事現場の見学で建築の魅力を発見し、自己の可能性を見つけます。住宅建築の基礎知識を学び、製図・大工技能の基礎を固める学科の特長建築大工技能科学びのステップ1 年次具体的な住宅の設計手法を、住宅計画の理論と建築設計製図の実習と連動しながら実践的に学びます。また、実務で必要となるCAD操作法も修得、建築材料・生産・法規も学び実践力を高めます。技能実習では本物の材料で実物大の木造モデルを1年間で建築していきます。図面から始まる住宅建築のプロセスの一通りを学びます。住宅設計課題と木造モデル実習で大工技術の実践力をみがく2 年次T E A C H E R ' S A D V I C E住宅を作るためには住宅に関する全般的な知識をもった設計士と、確かな技術を持った大工の両輪が必要です。また一生に一度の夢を実現させる仕事ですから、お客様の家族を思いやる人間性も欠かせません。技術に裏打ちされた確かな人間性を持ち、信頼される技術者になりましょう。地元で工務店を持つ夢を応援します。住宅は一生の夢、それをたくせる技術者になろう柏 秀幸 先生資格について住宅建築は住まい手の一生の夢を形にする大事な仕事です。さらに、住宅を地元の木材を使って作りたいという需要も増えています。しかし、建築の現場を担う技能職は高齢化が進み、将来を担う若手が大変不足しています。これらに応えられる本物の住宅建築を作れる大工の心を持った建築士や、設計の価値のわかる大工が今、求められています。めざせる職種大工技能職設計士建築施工管理技士など木材は柔らかく、とても加工しやすい材料なので、順を追ってトレーニングを重ねることで加工技術が身に付いていきます。それを仲間と一緒に組み上げていくと、柔らかかった材料が、頑丈な骨組みに変身! 実際に組み上げた者だけが知っている木造の勘所を、1 年間かけて体験していきます。実物大の木造モデルを1年間で建築し、木造の勘所を押さえるカリキュラムここに注目二級建築士、2級建築施工管理技術士、建築大工技能士のトリプル資格「二級建築士」は設計士に必要な国家資格。「2級建築施工管理技術士」は建築現場管理者に必要な国家資格。「建築大工技能士」は大工に必要とされる技能の習得レベルを評価する国家検定。住宅建築に必要なこの3つを持ったエキスパートをめざします。めざせる資格大工の心を持った建築士、設計の価値のわかる大工で本物の住宅建築を◆一級建築士 (二級建築士取得後実務経験4年以上)◆二級建築士(実務経験1年以上)※◆木造建築士(実務経験1年以上)※◆2級建築施工管理技術検定 (実務経験2年以上)※  学科試験のみ在学中受験可能◆建築大工技能士 (2級3級を在学中に受験可能)※※新設学科による申請予定TECHNOLOGY & ARCHITECTURE