岩手医科大学 医師卒後臨床研修プログラム

岩手医科大学 医師卒後臨床研修プログラム page 100/254

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糖尿病・代謝内科糖尿病・代謝内科部長佐藤譲(さとうじょう)教授■出身(大学・都道府県)/東北大学・岩手県■専門分野/糖尿病、代謝疾患、内科学■得意分野/糖尿病全般■経歴/1972年東北大学医学部卒業。東北....

糖尿病・代謝内科糖尿病・代謝内科部長佐藤譲(さとうじょう)教授■出身(大学・都道府県)/東北大学・岩手県■専門分野/糖尿病、代謝疾患、内科学■得意分野/糖尿病全般■経歴/1972年東北大学医学部卒業。東北大学医学部助手、アメリカ国立保健研究所(NIH)研究員、東北大学医学部講師、助教授を経て、2003年より現職。■専門資格等/日本内科学会(認定医、指導医)、日本糖尿病学会(専門医、指導医)■研究課題/糖尿病および糖尿病合併症の成因と治療の研究。■研究概要/医局の研究テーマとしては、アディポカインの遺伝子多型と糖尿病合併症、食後高血糖と動脈硬化、冠動脈石灰化と臨床的予後、甲状腺ホルモンと糖代謝、インクレチン関連薬の臨床効果、アルドース還元酸素阻害薬の抗動脈硬化作用、持続血糖測定装置を用いた血糖変動の解析、1型糖尿病の成因、など様々な臨床研究を行っています。■その他加盟学会等/日本内科学会(評議員)、糖尿病学会(理事、評議員)、糖尿病合併症学会(幹事、評議員)、病態栄養学会(評議員)、糖尿病・肥満動物学会(理事、評議員)、糖尿病協会(理事)、アメリカ糖尿病学会など概要当科は医学部内科学講座に属していますが、附属病院では糖尿病代謝内科として、糖尿病や脂質異常症を中心に診療、教育、研究を行っています。糖尿病は戦後の生活習慣欧米化に診療科紹介部長メッセージ増え続ける代表的な生活習慣病の糖尿病とその合併症は全身の臓器を障害します。糖尿病を学んで全科の疾患の理解を深め、内科専門医と糖尿病専門医をめざそう。診療を通して糖尿病の臨床研究も行い、学位(医学博士)もとろう。よって世界的に増え続けています。三大合併症(神経障害、網膜症、腎症)のみならず、日本人の主要死因である動脈硬化性疾患(心筋梗塞、脳梗塞)を増加させ、癌のリスクも高めます。当科ではこのような全身の臓器を障害する、複雑系の糖尿病の診療を医師・看護師・栄養士・薬剤師・臨床検査技師などの協力によるチーム医療によって進め、内科専門医、糖尿病専門医の養成も行っています。また、診療を通して糖尿病の成因、病態、治療に関する臨床的研究を広く行っています。特徴・特色糖尿病を学べば内科医の総合力も身につきます。その理由は、糖尿病合併症が全身の臓器を障害するために、急性・慢性合併症を通して全科の疾患の理解を深められるからです。院内の各科、院外の病院・診療所と連携しながら総合的な診療を行っています。糖尿病自体は個々の生活習慣と関係した複雑な代謝疾患ですが、成因の解明とともに様々な治療薬が開発され、個々の患者さんの病態に応じた治療薬の選択が可能になり、糖尿病医の腕の見せ所が広がりました。当科は日本糖尿病学会認定の専門医教育施設、日本肥満学会認定の肥満症専門病院です。初期臨床研修後の内科専門医、糖尿病専門医をめざした内科研修にも適しています。一緒に頑張りましょう。私の研修時代研修医制度のなかった卒後の昭和47年から2年間、一関市にある岩手県立磐井病院で、若き指導医の下に内科医としてあらゆる分野の患者さんに触れ、診療させていただいた。毎日が新鮮で患者さんと教科書を見比べながらの臨床修練でした。自ら診断し救命できた重症破傷風や早期胃癌、手に負えなかった各種末期進行癌など、今でも40年の時を超えて患者さんを思い出します。若く感受性の高い研修医時代を熱く過ごして下さい。99Iwate Medical University