岩手医科大学 医師卒後臨床研修プログラム

岩手医科大学 医師卒後臨床研修プログラム page 121/254

電子ブックを開く

このページは 岩手医科大学 医師卒後臨床研修プログラム の電子ブックに掲載されている121ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
循環器内科後期専門研修どのプランを選択しても、卒後3年目から4年目の前半に後期専門研修として以下の臨床分野グループのローテー卜を行います。(図2参照)?心疾患一般(循環器医療センター)3ヶ月×2グループ(4 ....

循環器内科後期専門研修どのプランを選択しても、卒後3年目から4年目の前半に後期専門研修として以下の臨床分野グループのローテー卜を行います。(図2参照)?心疾患一般(循環器医療センター)3ヶ月×2グループ(4 ? 6月、7 ? 9月)?虚血性心疾患集中治療(CCU)2 ? 3ヶ月(10月? 6月の期間内に割り振り)以下、10月? 6月の間にオプションとして選択できます(選択しなくても可)。?不整脈(循環器医療センター)1 ? 3ヶ月?大動脈末梢血管疾患(循環器医療センター)1 ? 3ヶ月?腎・内分泌疾患(本院)1 ? 3ヶ月?救急・高齢者慢性期医療(本院・高度救命救急センター)1 ? 3ヶ月?関連病院での研修(地域医療を含む)1 ? 3ヶ月以上を終了後、以下の他科研修をオプションとして選択することができます。?心臓血管外科、循環器放射線科、循環器麻酔科合計で3ヶ月以内(組み合わせは自由)いずれのセクションでも東北あるいは国内有数の症例数を誇り、診療内容も全国トップクラスの水準に達しています。各セクションに経験豊富な循環器専門医と内科専門医がおり、グループ全体で責任を持って実蹟的指導にあたります。このローテートで循環器疾患全体の臨床能力を満遍なく習得できます。また、このローテー卜中に、以下の検査の実践指導が6月? 11月に組み込まれます。(図2参照)専門研修プログラム?心血管エコー図検査2ヶ月?各種運動負荷試験2ヶ月(卜レッドミル負荷試験、心肺運動負荷試験、心筋シンチグラフィー)?心臓カテーテル検査(冠動脈カテーテル治療を含む)2ヶ月当科の後期専門研修は約1年半と他施設に比べて短期間で終了する設定としてあります。症例が豊富であるが故に成り立つプログラムで、研修目標の到達度は他に引けをとらないものと確信しています。もし、設定期間終了時に習得不十分と感じる分野があれば、再研修の希望にも適時対応いたします。研修の行動目標および到達目標A.病棟業務■指導医の指導の下に主治医として患者の診療に当たり種々の疾患について知識と技術の向上に努める。■毎日受け持ち患者の回診を行い、患者の病状を把握し問題点を指導医とともに検討する。■循環器内科診療の基礎知識である薬物の薬理作用、副作用、中毒に関する知識を十分に習熟し、処方、注射の指示を行う。■緊急疾患の病態把握及び治療処置を習得する。B.習得すべき手技・技法?責任を持って施行可能になるべき特殊検査・治療法強心薬・利尿薬・抗不整脈薬・血管拡張薬・降圧薬の投与、卜レッドミル運動負荷、運動負荷及び薬剤負荷心筋シンチグラフィー検査、心エコー図検査、心臓カテーテル検査法、冠動脈造影法、スワンガンツカテーテル挿入法、心膜穿刺法、胸水穿刺法、救急蘇生法(気管内挿管、心臓マッサージ法、電気的除細動など〉?検査結果を判読できることが必要な検査法ホルタ一心電図、運動負荷心電図、胸部CT検査、胸部MRI検査、心エコー図検査、心筋シンチグラフィー検査、スワンガンツカテーテル検査、冠動脈造影、左室造影、基本的な電気生理学的検査?指導のもとに施行または術者の補助が可能となるべき治療法大動脈内バルーンパンピング、体外式ペーシングカテーテル挿入、経皮的人工心肺装置(PCPS)、冠動脈カテーテルインターベンション、電気生理学的検査C.具体的な習得目標?基本的診察法■患者・家族と良いコミュニケーションが図れ、病状をわかりやすく説明できる。■全身の観察(チアノーゼ、蒼白、浮腫、呼吸困難、表情の変化)ができ、診断に結び付けることができる。■聴診や触診により循環器関連疾患を予測することができる。?検査法■血液生化学、凝固線溶系検査所見を解釈でき、次に必要な検査を指示できる。■心電図をとり、重要な疾患・不整脈の診断ができる。■心エコー図を施行することができ、救急時の判断に必要な心疾患の診断ができる。診療科紹介Iwate Medical University 120