岩手医科大学 医師卒後臨床研修プログラム page 123/254
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循環器内科疾患を中心に診療と研究にあたっています。高血圧は日本成人の最も頻度の高い疾患で、内科医にとって必須な高血圧管理の知識と技術の習得を目指しています。また下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎などの古典....
循環器内科疾患を中心に診療と研究にあたっています。高血圧は日本成人の最も頻度の高い疾患で、内科医にとって必須な高血圧管理の知識と技術の習得を目指しています。また下垂体、甲状腺、副甲状腺、副腎などの古典的な内分泌疾患のほか、内分泌疾患を疑う必要のある高血圧、糖尿病、肥満、高脂血症などの生活習慣病その他電解質異常、骨粗鬆症なども診療の対象です。本施設は内分泌代謝科認定教育施設に指定されており、内科認定医資格取得後、経験症例を蓄積すれば内分泌代謝専門医の取得も可能です。高血圧症や糖尿病などの循環器疾患の原因となる疾病を有する患者さんに内分泌疾患が潜んでいる場合があり、循環器疾患とともに内分泌疾患を同時に学べるのは意義深いことと考えています。また循環器疾患を中心に多彩な合併症を有する高齢者を診察する機会も多く、併せて循環器専門医資格も取得可能です。?心血管エコー図(研修指導責任者田代敦)[スタッフ]常勤医2名(循環器専門医2名)、ソノグラファー5名当施設は心臓弁膜症に対して僧帽弁形成術や三尖弁形成術に加えて大動脈弁形成術を行っている希少な施設で、心エコー図検査が弁形成術の適応決定に重要な役割を果たしています。また、冠動脈エコー図検査による虚血性心疾患の非侵襲的診断を行なっています。通常の検査はソノグラファーが中心となって行われ、開心術中の術中経食道心エコーなどは検査担当医師が行っています。[年間検査件数]経胸壁心エコー図5700件、経食道心エコー300件、負荷心エコー50件、コントラストエコー100件、血管エコー700件。専門研修プログラム設備循環器医療センターCCU10床、高次救急センターCCU2床、一般病棟計74床、デジタル血管撮影装置(シングルプレーン1台、バイプレーン1台)、320列マルチスライスCT、1.5テスラMRI、デジタル心エコー図装置10台、RIシンチカメラ、呼気ガス分析装置(CPX)、卜レッドミル、ホルタ一心電図、心臓電気生理学的検査装置(EPS)、カルトシステム、心磁計、血圧脈派自動測定装置など地域病院研修ローテー卜(後期専門研修)終了後に、当科の関連病院での地域医療に従事しながら、循環器疾患はもとより地域病院ならではのcommon diseaseの経験を数多く踏むことができます。これにより、内科専門医試験の受験資格申請に必要な症例経験も確保できます。研修先に関しては、専門医受験プランや学位取得それぞれに適した施設への配置を考慮します。また、地域医療に興味のある方は優先的に出向することもできます。●日本循環器学会指定循環器研修施設………………………盛岡赤十字病院、県立磐井病院、県立中部病院県立二戸病院、八戸赤十字病院循環器研修関連施設…………………県立久慈病院●日本内科学会指定教育病院………………………………県立中央病院、盛岡赤十字病院教育関連病院…………………………県立磐井病院、県立二戸病院県立立久慈病院県立中部病院認定医、専門医資格の取得?内科認定医資格医師免許取得後3年目後半から症例準備を行い、最短で4年目の7月に受験が可能です。内科医を志望の方は初期研修中あるいは終了時に内科学会に入会しておくことをお勧めします。遅くとも3年目の12月までに入会手続きをすれば翌年4年目の認定医受験が可能です。内科認定医資格がないと循環器専門医資格の取得ができません。?循環器専門医資格循環器科に奥味のある初期研修医には、医師免許取得後1 ? 2年目のうちに日本循環器学会入会をお勧めします。資格取得には、受験申請時(通常5月)に通算6年以上(6年目も含む)の会員歴が必要ですので各年4月までに入会するのが効率的です。この間、循環器学会指定研修施設での研修が3年間必要です。?総合内科専門医資格ハイグレードな資格であり、本県内ではまだ有資格者が少ないのが現状です。しかし、専門医資格の重要性が増してきでいる現況を考え、当科ではこの資格の取得までをワンセットとしてスケジュールを設定しています。内科認定医資格を取得してから3年後に受験が可能です。この3年間で新たに内科全般にわたる症例を経験する必要があります。診療科紹介Iwate Medical University 122