岩手医科大学 医師卒後臨床研修プログラム

岩手医科大学 医師卒後臨床研修プログラム page 136/254

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神経内科・老年科神経内科・老年科部長寺山靖夫(てらやまやすお)教授■出身(大学・都道府県)/岩手医科大学・北海道■専門分野/神経内科・老年科疾患全般■得意分野/脳血管障害、脳循環代謝、頭痛、認知症、臨....

神経内科・老年科神経内科・老年科部長寺山靖夫(てらやまやすお)教授■出身(大学・都道府県)/岩手医科大学・北海道■専門分野/神経内科・老年科疾患全般■得意分野/脳血管障害、脳循環代謝、頭痛、認知症、臨床評価スケール、疫学■経歴/1979年4月慶應義塾大学医学部内科学教室入局、1990年1月医学博士(慶應義塾大学)米国Baylor医科大学神経内科ResearchAssociate、1994年8月清水市立病院神経内科部長、1996年11月米国Baylor医科大学神経内科脳循環研究室Associate Director、1999年8月横浜市立脳血管医療センター神経内科医長、2003年5月岩手医科大学内科学講座神経内科・老年科分野(前:神経内科学講座)教授■専門資格等/日本内科学会認定内科医、日本神経学会専門医、日本脳卒中学会専門医、日本頭痛学会専門医■研究概要/○高磁場MRI(3T、7T)、3次元超音波装置、PETを利用した神経系の画像化と各種神経疾患の画像診断○神経疾患の脳循環代謝の測定○神経疾患(脳卒中、パーキンソン病、認知症、片頭痛、変性疾患)の客観的・定量的重症度評価の試み○神経内科領域におけるトランスレーショナルリサーチとしての薬物臨床治験の開発■その他加盟学会等/日本内科学会(評議員)、日本神経学会(評議員)、日本脳卒中学会(幹事)、日本頭痛学会(理事)、日本脳循環代謝学会(幹事)、日本脳神経超音波学会(理事)他概要当分野の主要テーマは神経系の構造と機能の可視化と定量化、神経疾患の病態の追求とそれに基づく治療の開発です。最新の知識と技術をもとに研究を行ない、その成果を教育と診療に反映させています。教育面では内科全般の広い知識と神経内科の専診療科紹介部長メッセージ神経内科・老年科は内科全般の知識と技術を駆使して疾患の局所診断を行い、その病態を解明して体系的な総合診療を行う科です。また、「すべての科学的研究はベッドサイドから」の信念で臨床での実践をもとに研究を行っています。門的知識を兼ね備えた医師の育成を実現するとともに、高度な専門知識が必要とされる日本神経学会専門医の育成にも力を入れた結果、そのレベルは高く、岩手県内での人口1 0万人あたりの神経内科医数及び神経内科医数に対する専門医数の比率も全国で上位に入ります。診療面では技術革新に常に目を向け他科にも信頼される医療水準を常に保ちつつ、知識・技術だけでなく「患者の痛みを知る」心暖かい医師の育成を目標としています。特徴・特色本州で最も広い県土および近隣県の一部を網羅する広範な医療圏が特徴である岩手県の医療を支えるために、当分野では開講以来28年に渡り脳卒中、認知症、変性疾患、神経免疫疾患、頭痛・てんかんなどの神経内科疾患の診療と研究を精力的に行なってきました。県内の県立病院を始め各地の基幹病院に神経内科医を派遣し連携することで、地域医療、特に人口過疎地の医療に大きく貢献すると同時に、豊富な症例経験と治療実績を蓄積してきました。超高齢化社会が現実となりつつある日本では、認知症や脳卒中を中心とした高齢者特有の疾患の増加に伴い、老年医学や脳の研究と治療に携わる神経内科医の需要は今後いっそう高まっていくことは確実です。私の研修時代卒業時は研修医制度が確立されていない時代で、どうしても神経内科がやりたくて学外で研修しました。今の初期研修にあたる1,2年目で内科(血液・感染症、膠原病・呼吸・循環、腎・内分泌、神経、老人内科、消化器)全ての研修の後、後期研修は市中病院で内科全般の研修を2年間。後期研修は県立八重山病院や伊勢市内の病院での研修もあり、盛り沢山ではありましたが充実していました。朝4時半に起きて早朝テニスに出かけ、夜はカンファランスの後も「何でもみてやろう」の精神で、夜遅くまで活動していましたが、不思議と「眠い、つらい」という思い出はありません。全てが楽しい思い出です。135Iwate Medical University