岩手医科大学 医師卒後臨床研修プログラム

岩手医科大学 医師卒後臨床研修プログラム page 160/254

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心臓血管外科?定期的(3ヶ月に1回)にウェットラボを開催し、基本手技を経験する。?年に最低1回、学会あるいは研究会で演者として発表する。また、年1回、学術論文を筆頭著者として報告する。【3.評価】?態度、技能領....

心臓血管外科?定期的(3ヶ月に1回)にウェットラボを開催し、基本手技を経験する。?年に最低1回、学会あるいは研究会で演者として発表する。また、年1回、学術論文を筆頭著者として報告する。【3.評価】?態度、技能領域は上級医と指導医が観察記録にて年1回評価する。?知識領域はカリキュラム責任者が年1回評価する。専門研修プログラム【心臓血管外科領域の修練年次別到達目標】1年目目標:心臓血管外科診断、治療に必要な基本的事項(構造、機能、病因)を理解する。診断技術(問診、診察、基本的検査法)を実施し病態評価する。方略:担当医として症状を聴取し、理学的検査を実施する。また心エコー検査、CT検査、MRI検査、DSA検査、ABI検査の結果を理解する。基本的手技としては開胸、閉胸、開腹、閉腹操作などを実施する。難易度(A、B)の手術の第1助手を経験する。2年目目標:心臓血管外科の基本的手技や基本的手術を実施する。方略:基本的手技(Swan-Ganzカテーテルの挿入、心肺蘇生、気管内挿管など)や基本的手術手技(血管の露出、血管吻合術、グラフト採取、送・脱血管力二ユレーションなど)を積極的に実施する。難易度(A、B)の手術の第1助手を経験する。術者として難易度(A)手術を経験する。3年目目標:心臓血管外科手術における補助手段と周術期病態を理解する。心臓血管外科手術を実施する。方略:開心術の補助手段としての体外循環、補助循環の操作を習得する。人工心肺装置、PCPS、IABPを操作する。各種急性血液浄化療法での浄化器と血液回路を操作する。ICUの周術期患者を通じて、心電図、Swan-Ganzカテーテルのモニタリングと意義、人工呼吸器の設定、離脱、心血管系作働薬の適正な投与、抗凝固療法、各種臓器障害を把握する。難易度(C)の第1助手を経験する。術者として難易度(A)手術を経験する。4年目目標:心臓血管外科疾患の外科治療計画を策定する。方略:患者を通じて手術適応、治療計画の策定、予想されうるリスクを理解する。医学的根拠のみならず、患者の社会的背景を考慮した手術適応を決定できる。麻酔法、手術到達法、補助手段、術式、術後管理など心臓血管手術全経過の方針を立てる。難易度(C)の第1助手を経験する。難易度(B)の術者を経験する。5-7年目目標:術中、術後合併症を予測し、また適切に対処する。方略:主治医として患者に接し、病状、心臓血管外科手術、リスク、合併症などについて説明する。社会情勢を熟知し、医の倫理に基づき、心臓血管外科治療を行う上での適正な態度と習慣を常に実践する。難易度(B)の術者を経験する。#1外科学会事門医診療科紹介手術実績最低手術経験数術者として#2心臓血管外科専門医350例120例消化管及び腹部内蔵乳腺呼吸器心臓・大血管末梢血管頭頸部・体表・内分泌外科小児外科各臓器の外傷50例10例10例10例10例10例10例10例鏡視下手術?術者として最小50例以上の手術を行うこととし、その内訳において同一術式は10例を超えないこととする。?第1助手としては50例以上を行うこととする。?第2助手としては、基本的手技を行った場合に点数を認めることとする。10例159Iwate Medical University