岩手医科大学 医師卒後臨床研修プログラム

岩手医科大学 医師卒後臨床研修プログラム page 168/254

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呼吸器外科?修練開始後満4年以上を経た段階で、予備試験となる筆記試験を受験することができる。?修練開始後満5年以上を経た予備試験合格者は、後述の到達目標3に示された最低手術症例数を充足した段階で、認定試験....

呼吸器外科?修練開始後満4年以上を経た段階で、予備試験となる筆記試験を受験することができる。?修練開始後満5年以上を経た予備試験合格者は、後述の到達目標3に示された最低手術症例数を充足した段階で、認定試験となる面接試験を受験することができる。?修練期間は修練開始登録を行った日付より厳密に算定され、登録以前に経験した手術症例などは一切認められない。ただし、卒後初期臨床研修期間満了後6カ月以内に修練開始登録した場合に限り、卒後初期臨床研修開始時まで遡って登録したとみなす。?「卒後初期臨床研修」とは、平成16年から導入された必修化のものを指す。専門研修プログラム予備試験申請資格について修練開始登録後、満4年以上を経過した者は、外科専門医のための予備試験受験を日本外科学会に申請することができる。ただし申請時には日本外科学会会員であることを要しない。認定申請資格について修練開始登録後、通算5年以上の修練を行い、修練実施計画を修了し、最低手術症例数をすべて経験した者で、かつ、予備試験に合格した者は、外科専門医としての認定を日本外科学会に申請することができる。ただし、申請時には日本外科学会会員であることを要する。修練の評価について?予備試験:後述の到達目標について、MCQによる筆記試験を行う。?認定試験: 筆記試験合格者を対象に、各地区で原則として後述の到達目標について試問する面接試験を行う。また、次の??についても審査する。?診療経験: 厳正な書類審査を行い、申請者が修練した修練実施計画の適否、修練期間、手術経験数、術技内容などが評価される。到達目標に規定する診療経験を証明する病歴抄録の確認審査にあたり、病歴の不実記載に対しては、修練を行った施設の指定取消などを含み、厳正に対処する。?業績:専門医認定委員会の定める学術集会における研究発表、または学術刊行物における論文発表などの業績審査を行う。手術到達目標について一定レベルの手術を適切に実施できる能力を修得し、その臨床応用ができる。一般外科に包含される下記領域の手術を実施することができる。括弧内の数字は術者または助手として経験する各領域の手術手技の最低症例数を示す。?消化管および腹部内臓(50例)?乳腺(10例)?呼吸器(10例)?心臓・大血管(10例)?末梢血管(頭蓋内血管を除く)(10例)?頭頸部・体表・内分泌外科(皮膚、軟部組織、顔面、唾液腺、甲状腺、上皮小体、性腺、副腎など)(10例)?小児外科(10例)?各臓器の外傷(多発外傷を含む)(10例)?鏡視下手術(腹腔鏡・胸腔鏡を含む;上記のうち,各分野における各種手術)(10例)注1 術者となるときは、日本外科学会指導医のもとに執刀する。また、当該分野の指導医または専門医と共に手術することが望ましい。注2(1)修練期間中に術者または助手として、手術手技を350例以上を経験する。(2)前記の領域別分野の最低症例数を、術者または助手として経験する。(3)前記の領域別分野にかかわらず、術者としての経験が120例以上であること。ただし、5年次以降に、研修医師の執刀に際し、指導のために助手(teaching assistant)をしたときは、術者の症例数とみなすことができる。(4)上記の具体的疾患名・手術手技名については、日本外科学会が編纂する「外科的疾患用語集」および「外科手術用語集」を基に別表に定める。(5)当該領域での修練中に経験した症例は、当該領域の症例としてカウントする。(6)一患者に対して複数の術者が複数の手術を行った場合、またー名の術者が複数の手技を行った場合は、原則として経験の重複を認める。(7)最低症例数に関わらず、経験した症例はすべて提出する。(8)?消化管および腹部内臓は、「消化器外科専門医修練カリキユラム」のカテゴリー1と同等とする。診療科紹介呼吸器外科専門医呼吸器外科専門医は、外科専門医の上に成り立っており、まず外科専門医を取得することが必須条件(これは小児外科専門医・消化器外科専門医・心臓血管外科専門医も同じです)となり、さらに下記条件が必要となります。?日本国の医師免許証を有すること?外科専門医であること?卒後修練期間7年以上を有すること?認定修練施設において3年以上の修練期間を有すること167Iwate Medical University