岩手医科大学 医師卒後臨床研修プログラム

岩手医科大学 医師卒後臨床研修プログラム page 198/254

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眼科眼科部長黒坂大次郎(くろさかだいじろう)教授■出身(大学・都道府県)/慶応義塾大学・東京都■専門分野/眼科学■得意分野/白内障■経歴/慶応義塾大学医学部眼科学専任講師(1997.10)岩手医科大学医学部....

眼科眼科部長黒坂大次郎(くろさかだいじろう)教授■出身(大学・都道府県)/慶応義塾大学・東京都■専門分野/眼科学■得意分野/白内障■経歴/慶応義塾大学医学部眼科学専任講師(1997.10)岩手医科大学医学部眼科学教授(2005.05)■専門資格等/日本眼科学会指導医、日本眼科学会専門医■研究課題/眼部創傷治癒機構の解明、白内障の成因の解明、白内障手術装置の開発■研究概要/TGF-βの白内障術後創傷治癒における役割を解明し、術後に生じる後発白内障の主因がTGF-βであることを報告した。現在、これに拮抗する治療法の開発にあたるとともに、他の眼疾患でも同様のメカニズムで病態が進行することを明らかにしているところである。また、これ以外にも、白内障の成因や予防薬の開発、さらには、白内障の治療機器の改良を行っている。■その他加盟学会等/日本眼科学会評議員、日本眼内レンズ屈折手術学会理事、日本白内障学会理事、日本眼科手術学会理事、Associationfor Research in Vision and Ophthalmology会員、American Societyof Cataract and Refractive Surgery会員概要教授1名、准教授1名、講師4名、助教7名が毎日の外来診断、入院診療を行っている。最新の検査機器・手術装置を整え、的確な診断・評価のもと多くの手術や薬物治療を行っている。特に、白内障・網膜硝子体疾患では極小切開白内障・硝子体手術を開発・導入するとともに、緑内障・加齢黄斑変性などに対しては、最新の検査機器を用い独自の解析手法を開発するなど、最新の技術の開発普及に努めている。また、関連病院も多く、各地域の眼科設備も充実しており、大学内外での効率のよい研修を可能としている。特徴・特色外来は、初診、一般再来と特殊再来に分けられ、初診後の患者は、一般再来か特殊再来で診察が行われ、その中で必要に応じ入院治療などを行う。各特殊再来は、講師相当以上の責任医師がおり、その分野のレベルアップ・教育などにあたっている。研修者は、初診・一般再来での眼科一般の診療技能を身につけた上で、各再来を回ることで眼科医として必要な技能を身につける。現在、特殊再来は、角・結膜疾患、網膜疾患、神経眼科、小児眼科、眼窩疾患、緑内障があり、幅広い分野での特殊再来を設けているのが特徴である。診療科紹介部長メッセージ部長としてのモットーは「人は宝」です。そして、夢は、この医局の多くの先生たちが、さまざまな学会でひっぱりだことなって、お留守番ばかりすることです。私の研修時代眼科の人気が急速になくなって7,8年、日本全体で眼科入局者総数は一時の半分以下になり、とうとう眼科医全体の全科医師数に占める割合は、25年前の眼科が長期に不人気だった時代以下まで落ちた。私の研修時代もそんな状況で、なんで眼科なんかに行くのと同級生に真顔で聞かれた。ただ少数ゆえか大事にされ、多少のことは大目に見てもらい仕事に遊びに夢中で過ごした。医師になってから夢中で過ごせたのは幸せだったと思う。197Iwate Medical University