岩手医科大学 医師卒後臨床研修プログラム page 204/254
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皮膚科皮膚科部長赤坂俊英(あかさかとしひで)教授■出身(大学・都道府県)/岩手医科大学・岩手県■専門分野/皮膚腫瘍病理学・皮膚ポルフィリン代謝・皮膚生理機能■得意分野/皮膚癌治療学・母斑症・美容皮膚科....
皮膚科皮膚科部長赤坂俊英(あかさかとしひで)教授■出身(大学・都道府県)/岩手医科大学・岩手県■専門分野/皮膚腫瘍病理学・皮膚ポルフィリン代謝・皮膚生理機能■得意分野/皮膚癌治療学・母斑症・美容皮膚科学■経歴/1980年岩手医科大学皮膚科助手、講師を経て、1989年同助教授、1990年岩手県立中央病院皮膚科部長、1992年岩手医科大学皮膚科助教授、1997年同教授。この間、1993年ハーバード大学留学。■専門資格等/皮膚科専門医、皮膚科指導医■研究課題/悪性黒色腫細胞および色素細胞の運動能と抗がん剤効果機序・皮膚生理機能と内外環境因子の関連■研究概要/細胞運動は細胞内のチュブリン、アクチン線維、接着斑、細胞膜上のインテグリンなどの蛋白が瞬時に形成されて起こる。さらにこれらの蛋白は抗がん剤の細胞輸送にも関与する。その制御機構について研究している。■その他加盟学会等/日本皮膚科学会、皮膚悪性腫瘍学会、乾癬学会、接触皮膚炎学会、小児皮膚科学会、美容皮膚科学会概要皮膚科疾患は内科疾患や小児科疾患と関連する発疹が多く、さ診療科紹介部長メッセージ東北各地から難治性の皮膚癌や皮膚先天異常の患者さんが多く集まります。また、岩手県の地域特性からすべての難治性皮膚疾患を診察することができます。その診断、治療、経過観察の仕方、臨床研究まで、多くの経験豊かなスタッフが熱く指導します。皮膚疾患を幅広く学びたい、あるテーマを深く学びたい、臨床研究をしたい研修医を歓迎します。情熱を持って緻密に、しかし楽しく研修しましょう。らに予後不良な皮膚悪性腫瘍も多く見られます。また、重症の薬疹や成人型アトピー性皮膚炎などが頻繁に見られます。1930年の開講以来80年の伝統ある皮膚科には、岩手県全域と周辺地域から多くの皮膚疾患、特に皮膚癌、あざ、湿疹、感染症など幅広い分野の、しかも難治性あるいは合併症を有するなど重症な患者が集まります。その診断、治療、患者対応法のすべてを、時には関連する内科、形成外科、救急科と連携して学ぶことができます。皮膚科一般、皮膚外科、美容皮膚科などそれぞれの分野の経験豊かな研修指導医が多く、厳しさと細心の注意を要求される医療のなかで、達成感と楽しく学ぶことを目標にしています。特徴・特色岩手県の皮膚癌患者数は増加傾向にあり、特に悪性黒色腫の報告は国立がんセンターに次いで2番目になっています。岩手医科大学皮膚科では皮膚癌の根治術、所属リンパ節郭清術、センチネルリンパ節生検、全身化学療法、動脈注入化学療法など総合的癌治療を行っています。また、時代の要請から美容皮膚科治療も充実し、ケミカルピーリング、レーザー治療、ヒアルロン酸注入皴取りも行っています。皮膚のアザや母斑症の患者も多く、外科治療やレーザー治療も随時行います。難治性の水泡症、皮膚筋炎などの膠原病、重症成人型アトピー性皮膚炎、重症紅皮症も多く免疫調整治療を行います。接触皮膚炎や食事アナフィラキシー、薬疹の治療とアレルゲン検索も同時に行います。私の研修時代失敗できるのは研修時代だけです。私の研修時代は失敗の連続でした。毎日、指導医から叱られてばかりでした。しかし、同じ失敗をしないように、また、失敗しても致命的にならないように、失敗の原因を追究し、指導医の手技、患者説明の仕方などをしっかりと学び、さらに医学書で調べ上げることが重要です。また、時折先輩と飲食しているときの雑談の中に診断や治療のコツやポイントが出てきます。先輩とのお付き合いも重要です。203Iwate Medical University