岩手医科大学 医師卒後臨床研修プログラム

岩手医科大学 医師卒後臨床研修プログラム page 216/254

電子ブックを開く

このページは 岩手医科大学 医師卒後臨床研修プログラム の電子ブックに掲載されている216ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
放射線診断科・放射線治療科放射線診断科・放射線治療科部長江原茂(えはらしげる)教授診療科紹介■出身(大学・都道府県)/東北大学・神奈川県■専門分野/放射線診断学■得意分野/骨・関節の放射線診断■経歴/....

放射線診断科・放射線治療科放射線診断科・放射線治療科部長江原茂(えはらしげる)教授診療科紹介■出身(大学・都道府県)/東北大学・神奈川県■専門分野/放射線診断学■得意分野/骨・関節の放射線診断■経歴/東北大学附属病院助手、St. Luke’s-Roosevelt HospitalCenter(New York)レジデント、University of lowa Hospitals &Clinics(lowa City,USA)クリニカルフェロー、Massachusetts GeneralHospital(Boston,USA)医員を経て、岩手医科大学中央放射線部助手、講師、放射線医学講座助教授、教授■専門資格等/日本医学放射線学会認定放射線科専門医、日本核医学会認定核医学専門医、放射線取扱主任1種、American Board ofRadiology認定放射線診断医、アメリカ合衆国医師免許(Pennsylvania,lowa,Massachusetts)■研究課題/四肢および脊椎の外傷性・腫瘍性疾患の画像診断Radiologyjournalism■研究概要/MRIによる関節軟骨の評価■その他加盟学会等/日本医学放射線学会(理事)、骨軟部放射線研究会(幹事)、Asian Musculoskeletal Society(Past President)、Radiological Society of North America、American Roentgen RaySociety部長メッセージ放射線診療は幅広い臨床分野に関わっており、有効な画像診断や治療手技の利用は臨床医の重要な素質の一つです。多様な研修の要請には個別に応えていきます。概要放射線医学は画像診断(X線、核医学、超音波、磁気共鳴画像など)と放射線腫瘍学およびinterventional radiology(IVR)などの低侵襲的治療が主軸となっています。本講座ではこれらに必要な基礎的学力を養成し、画像診断やがんの集学的治療の実際を症例を通して教育しています。また、放射線学会では専門医制度を設けており、臨床後期研修を2年積めば認定医試験(専門医一次試験)の受験資格が得られます。その後は希望に応じて診断部門・治療部門を選択し専門分野の研修を積重ねることになります。さらに3年を研修終了後に診断または治療の二次専門医試験の受験資格が得られ、専門医を取得すると、それに応じた保険診療上の技術料加算等の資格が与えられます。特徴・特色画像診断では各専門分野を幅広くカバーしており、最先端の機器を駆使して業務にあたっています。現在は診断部門のみのPACSが配属されていますが、院内の画像配信は平成23年に予定されています。また、当講座はがん治療エビデンス構築に寄与する使命を担っており、放射線治療部も照射が有効な全てのがん治療に携わりながらガイドライン/プロトコールに拠った標準治療を実施しています。頭頸部癌・食道癌に対する化学放射線治療法や前立腺癌密封小線源療法が多く、平成23年には強度変調照射(IMRT)など先進的治療とPETのセンターの設立も予定されています。これらの施設計画を踏まえ画像診断、放射線腫瘍学の基礎を研修するための十分な背景を備えています。私の研修時代今にしてみればかなり古典的なアメリカのレジデント生活をすることができたように思います。異なる文化の多様な経験は、その後に大きく役立ってきます。特に失敗の経験は、その後の大きな財産になります。215Iwate Medical University