岩手医科大学 医師卒後臨床研修プログラム page 222/254
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精神神経科精神神経科部長酒井明夫(さかいあきお)教授■出身(大学・都道府県)/岩手医科大学・福島県■専門分野/精神医学■得意分野/精神医学史、医学哲学■経歴/1976年岩手医科大学医学部卒業1980年同大学博....
精神神経科精神神経科部長酒井明夫(さかいあきお)教授■出身(大学・都道府県)/岩手医科大学・福島県■専門分野/精神医学■得意分野/精神医学史、医学哲学■経歴/1976年岩手医科大学医学部卒業1980年同大学博士課程修了1990年同大学神経精神科学講座助教授2001年同教授■専門資格等/日本精神神経学会専門医・指導医、臨床精神神経薬理学指導医■研究課題/西欧の精神医学史、医学哲学■研究概要/西欧古代の精神医学史、精神医学における倫理■その他加盟学会等/日本精神神経学会、総合病院精神医学会、精神医学史学会概要外来では精神疾患全般について診療を行います。病棟は78床の閉鎖病棟ですが、ここでも精神疾患全般について入院加療を行っています。これ以外に一次二次外来と大学附属病院に併設された岩手県高度救命救急センター三次外来において精神科救急医療も行っています。このためにセンターには精神科医が二人常勤しています。診療科紹介部長メッセージ生物学的精神医学の最近の進歩を踏まえつつ、心理・社会的な側面の重要性を忘れないようにしたいと思います。特徴・特色精神科救急が、重要な役割を持って全国各地でそのシステムが構築されるようになってきたのはつい最近であり現在も推し進められているところです。岩手医科大学附属病院では、現在の精神科救急の概念が一般的になる以前から夜間、休日を含めた24時間体制の臨床を行ってきました。現在も、他科はもちろん、精神保健福祉士、臨床心理士などとも連携したよりよい診療体制を作るための努力をしています。研究面では、前述の精神科救急や、岩手県が全国でも自殺の多い地域となっているため自殺予防のための研究を進めています。また、精神医学史や医学哲学など疾患や症状の概念の理解にも重要な研究をはじめ、精神薬理学、メンタルヘルスなど幅広い領域の研究も行っています。さらに新しい興味分野があればその研究にも協力します。私の研修時代自分たちの時代はローテーションによる研修は義務付けられておりませんでしたので、他科との連携、コンサルテーションなどの機会にいろいろと学ぶべく努力しておりました。221Iwate Medical University