岩手医科大学 医師卒後臨床研修プログラム page 230/254
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麻酔科初期臨床研修プログラム初期臨床研修プログラム1目標と特徴選択科目としての麻酔科研修は、気道確保・人工呼吸・輸液路確保など、救急現場で必要なプライマリ・ケアの技術を、専門医の指導のもと、患者の安全....
麻酔科初期臨床研修プログラム初期臨床研修プログラム1目標と特徴選択科目としての麻酔科研修は、気道確保・人工呼吸・輸液路確保など、救急現場で必要なプライマリ・ケアの技術を、専門医の指導のもと、患者の安全が十分確保できる環境で確実に研修させることを第1の目的とする。また、手術患者の術前回診、術前カンファランスの研修により、患者の全身状態や病態を評価する能力を習得する。さらに、麻酔・手術侵襲により大きく変動していく患者の呼吸・循環・代謝の状態を的確に評価し、薬物療法・輸液管理・輸血管理など、日常診療に不可欠な治療法を適切に施せる基本的な診療能力を総合的に集中して習得する。【術前回診】GIO:SBOs:【麻酔管理】GIO:SBOs:【術後管理】GIO:SBOs:術前患者の全身状態の評価、麻酔・手術侵襲が加わることによる生体変化の予測等、患者の生命維持にかかわる基本的事項の評価法および対処法を身に付ける。?カルテ記載内容、検査結果、画像診断結果などから、患者の全身状態を把握できる。?術前合併症を的確に評価でき、それが麻酔・手術に及ぼす影響を評価できる。?麻酔・手術侵襲が生体に及ぼす影響を予測できる。?患者の問題点を各診療科、診療機関にコンサルテーションできる。?患者の全身状態、予定手術を勘案して、適切な麻酔法を選択できる。?患者を診察して患者の全身状態を把握できる。?患者、家族と十分な意思疎通を図り、全身状態の評価、麻酔法の選択などインフォームド・コンセントをとることができる。?術前カンファランスにて、麻酔担当患者の全身状態、問題点、麻酔計画等を的確に発表出来る。気道確保、人工呼吸、輸液路確保および各種麻酔法を施行するとともに、患者のバイタルサインから患者の呼吸・循環・代謝状態を的確に評価把握し、薬物療法・輸液管理・輸血管理など適切な治療法を身につける。?心電図、血圧計、パルスオキシメータなどモニター類を患者に装着して患者の呼吸循環動態を把握できる。?全身麻酔、脊髄くも膜下麻酔、硬膜外麻酔、伝達麻酔、局所浸潤麻酔など各種麻酔法について理解できる。?気道確保、人工呼吸などにより、生体への酸素供給を確保できる。?輸液路確保(末梢静脈)および動脈穿刺ができる。?麻酔・手術侵襲による生体の変化を的確に把握できる。?薬物治療、輸液療法、輸血療法など適切な治療により患者の状態をコントロールできる。麻酔終了後完全覚醒までの患者管理を行い、覚醒状態の評価、術後疼痛対策、輸液管理などの患者管理法を身につける。?麻酔終了後完全覚醒まで患者の全身管理ができる。?術後酸素療法、輸液療法、水分摂取、食物摂取などの術後管理ができる。?術後疼痛対策を講じることができる。?術後回診にて術後状態および麻酔の結果を評価できる。【経験すべき手技】下記の手術の麻酔および周術期管理に参加する。1基本研修科目に同じ5合併症のない成人患者における四肢・軟部組織・感覚器等の手術2麻酔薬および関連薬の投与法6開腹手術3輸血法7産科手術4術後鎮痛法8緊急手術診療科紹介229Iwate Medical University