岩手医科大学 医師卒後臨床研修プログラム page 44/254
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経験すべき症状・病態・疾患とレポート一覧研修の最大の目的は、患者の呈する症状と身体所見、簡単な検査所見に基づいた鑑別診断、初期治療を的確に行う能力を獲得することにある。1頻度の高い症状※は必修項目(レ....
経験すべき症状・病態・疾患とレポート一覧研修の最大の目的は、患者の呈する症状と身体所見、簡単な検査所見に基づいた鑑別診断、初期治療を的確に行う能力を獲得することにある。1頻度の高い症状※は必修項目(レポートを提出する)*「経験」とは、自ら診療し、鑑別診断を行うこと経験レポート1全身倦怠感2不眠※3食欲不振4体重減少、体重増加5浮腫※6リンパ節腫脹※7発疹※8黄疸9発熱※頭痛※めまい※失神けいれん発作視力障害、視野狭窄※結膜の充血※聴覚障害鼻出血嗄声胸痛※動悸※呼吸困難※咳・痰※嘔気・嘔吐※胸やけ嚥下困難腹痛※便通異常※(下痢、便秘)腰痛※関節痛歩行障害四肢のしびれ※血尿※排尿障害※(尿失禁・排尿困難)尿量異常不安・抑うつ2緊急を要する症状・病態※は必修項目*「経験」とは、自ら診療し、鑑別診断を行うこと経験1心配停止※2ショック※3意識障害※4脳血管障害※5急性呼吸不全6急性心不全※7急性冠症候群※8急性腹症※9急性消化管出血※急性腎不全流・早産及び満期産急性感染症外傷※急性中毒※誤飲、誤嚥熱傷※精神科領域の救急3経験が求められる疾患・病態※全疾患(88項目)のうち70%以上を経験することが望ましい。ただし、(A)疾患、(B)疾患は、必須項目である。?(A)疾患については入院患者を受け持ち、診断、検査、治療方針について症例レポートを提出すること?(B)疾患については、外来診療又は受け持ち入院患者(合併症含む)で自ら経験すること?外科症例(手術を含む)を1例以上受け持ち、診断、検査、術後管理等について症例レポートを提出すること外科症例レポート(1)血液・造血器・リンパ網内系疾患1貧血(鉄欠乏貧血、二次性貧血)(B)2白血病3悪性リンパ腫4出血傾向・紫斑病(播種性血管内凝固症候群:DIC)(2)神経系疾患1脳・脊髄血管障害(脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血)(A)2認知症性疾患3脳・脊髄外傷(頭部外傷、急性硬膜外・硬膜下血腫)4変性疾患(パーキンソン病)5脳炎・髄膜炎(3)皮膚系疾患1湿疹・皮膚炎群(接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎)(B)2蕁麻疹(B)3薬疹4皮膚感染症(B)(4)運動器(筋骨格)系疾患1骨折(B)2関節・靭帯の損傷及び障害(B)3骨粗鬆症(B)4脊柱障害(腰椎椎間板ヘルニア)(B)(5)循環器系疾患1心不全(A)2狭心症、心筋梗塞(B)3心筋症4不整脈(主要な頻脈性、徐脈性不整脈)(B)5弁膜症(僧帽弁膜症、大動脈弁膜症)6動脈疾患(動脈硬化症、大動脈瘤)(B)7静脈・リンパ管疾患(深部静脈血栓症、下肢静脈瘤、リンパ浮腫)8高血圧症(本態性、二次性高血圧症)(A)経験経験経験経験経験レポートレポートレポートレポートレポート43Iwate Medical University