岩手医科大学 医師卒後臨床研修プログラム

岩手医科大学 医師卒後臨床研修プログラム page 76/254

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選択必修科目小児科1目標と特徴小児科学は、年齢ごとに異なった特性をもつ小児のヘルス・ケア全般を対象とする。研修では小児科学を適切に実践するうえで必要な基本的知識・技能・態度の習得を目標とする。当院には....

選択必修科目小児科1目標と特徴小児科学は、年齢ごとに異なった特性をもつ小児のヘルス・ケア全般を対象とする。研修では小児科学を適切に実践するうえで必要な基本的知識・技能・態度の習得を目標とする。当院には小児科の専門医療施設として総合周産期母子医療センター(胎児・母体集中治療室と新生児集中治療室)、高度救命救急センター、循環器医療センター、予防接種センター、および小児用無菌室が併設されている。また、小児科では幅広い小児科学の領域に対応できるよう、専門医療体制が整備されている。したがって、当小児科はプライマリ・ケアから高度医療までの機能を有しているため、年齢・疾患領域に偏りがない専門研修を提供できる特徴がある。【外来・救急研修】GIO:頻度が高い症候の鑑別診断と対処法、および保護者への対応と支援の実際を学ぶ。SBOs:?小児の成長・発達と、それに応じた特性を理解できる。?年齢ごとのcommon diseaseと重症疾患を鑑別できる。?医療面接、診察、診断、対処の方法を学ぶ。【病室研修】GIO:入院が必要な理由を知り、病児と保護者の心理状態を理解することの重要性を学ぶ。SBOs:?新生児の一般的管理ができる。?病児の診断・治療計画をたてることができる。?基本的な手法を行うことができる。?基本的な臨床検査の結果を解釈できる。?基本的な薬剤の使用法を理解し、処方ができる。選択必修科目?輸液の適応を知り、輸液の種類と必要量を決めることができる。【一般症候】?体重増加不良、哺乳力不良?貧血?発達の遅れ?紫斑、出血傾向?発熱けいれん、意識障害?脱水、浮腫頭痛?発疹、湿疹耳痛?黄疸咽頭痛、口腔内の痛み?チアノーゼ咳・喘鳴、呼吸困難頸部腫瘤、リンパ節腫脹鼻出血嘔吐、腹痛下痢、便秘、血便四肢の疼痛夜尿、頻尿肥満、やせ【頻度の高い、あるいは重要な疾患】A疾患…経験すべき疾患B疾患…経験することが望ましい疾患疾患1新生児疾患2乳児疾患新生児仮死A新生児黄疸A低出生体重児A呼吸窮迫症候群BおむつかぶれA乳児湿疹A乳児下痢症A染色体異常症(例:Down症候群)B75Iwate Medical University